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2005年8月25日 (木)

教員の免許更新制度について~休暇も今日で終了~

 休暇も今日で終了。台風の雨がひどく、富士5湖道路が事故で一時通行止めとなり、一般道でこの雨の中を帰るのか?と思ったが閉鎖もすぐに解け、夕方には自宅に戻ってきた。休暇の常でずっとひげを剃らずにいたが、さっぱりそってきた。
 メールのチェックをしていると、教育系メルマガで教員免許の更新制度の記事が。
 気になってみたのだが.....

 教員免許更新制度スタートの問題意識は指導力不足の教員問題があるのだというが、この話題が出る度に気になるのは、そういう教員を採用した側の問題は問われないかということだ。
 今年も丁度教員採用試験のシーズンだが指導力不足教員に「合格」の判定を出した側(教育委員会の指導主事や校長が試験官となる)や採用のシステムは問われないのはどういう事だろうか。一人の教員を採用すると生涯賃金で億の単位の税金が使われることになり、一度しかない時間をその教師に預ける子どもたちが多数出ることになるのだが、その教員の採否を決定した側の責任が問われないとはどういう事だろうか。同情的にみると、教員の採否を専門に検討する時間のない人達が集められて、短期間に行う仕事だから困難であることは想像に難くない。立場上多くの教員を指導し、適否についてはセンスをもった人達だろうとは思うが、判断する材料を得る時間があまりにも短くはないだろうか。また、ある指導主事から聞いた話だけれど、校長もたくさんいれば1割ぐらいはとんでもない校長がいるのだという。それは真であろうか?!嘘だと思いたい。
 今回検討されている制度では、これから免許が出される教員に初回5年、次から10年で更新を行うということが検討されているようだが、一体誰がどのように免許の更新を許可できるか否かを判定するのかという問題も気になる問題だ。きっと、採用したときと同じような人々が免許の更新に携わるようになるのだろう。そこではまた同様の問題が出てくるのではないか。確かに現場での勤務状況がデータとして加わるのだろうが、勤務校の管理職や保護者の意見はよく調査をした上でなければ利用できないだろう。判定の基準作りが進められており、以下の5つの規準があげられているという。
 (1) 使命感や責任感
 (2) 社会性や対人関係能力
 (3) 幼児児童生徒への理解
 (4) 教科の専門知識
 (5) 指導力
 これらについてどう判断するのだろうか?いずれも難しい問題がつきまとうだろう。
 微妙な基準が運用されることになるだろうから、恣意的に運用されぬように第三者機関や有識者のチェックが効くような制度づくりを望みたい。
 かませんが思うに免許の更新制度を整備するよりも、大学での養成段階で丁寧に教師として必要な資質と能力を育て、丁寧に適性を判断し適性をもたぬものには免許を出さないという仕組みを作った方がよいと思う(教員免許の国家試験化も視野に入れる)。医師や弁護士の養成をモデルにして、養成期の改革が必要だろう。また採用に際しても、また新規採用者の研修についても工夫が必要だと思う。それと連動しての免許更新制度でないと意味をなさないだろう。
 現職教員には適用しないということだが、現職者は「そんな更新制度で、はねられるわけはない」と自信を持って仕事をしたいものだ。常に自分には厳しくありたいが。

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コメント

はじめまして。はじめてコメントさせていただきます。教員免許更新制には,私もはてなと思うこと多々あります。TBさせていただきました。今後ともよろしくお願いします。

投稿: madographos | 2005年8月28日 (日) 09時45分

どんぐりさん
 コメントありがとうございます。
 今年うちの学校に新人が入ってきたのですが、その新人には退職された先輩教師が週に3日程度相談役としてついてくれています。授業経営・学級経営のサポートと、子どもが帰ってからのミーティングで鍛えられています。現場にいながら力をつけていくというのがいいなと思うのですが、教育行政の方々が企画される研修は「やったよね」というアリバイづくりのような研修が多きような気がしてなりません(中には違うものもあるとは思うのですが....)。
 昨日、日本教育学会で明日会うはずのN先生にお会いしました。
 どんぐりさん、明日はよろしくお願いします。

投稿: かません | 2005年8月27日 (土) 11時03分

そうだよね(>_

投稿: どんぐり | 2005年8月27日 (土) 00時30分

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世の中,よくわからないことが起こるものである。 一方で,教員免許更新制が検討されていると聞く。 これは,教員としての適格性を担保するためのものらしい。 他方,民間人校長や教頭の登用が拡大されそうである。 学校に民間活力を注入するそうである。 このままいけば, 10年ごとに講習を受けて教員免許を更新した優れた教師陣を管理するのが, 教職経験もなく,教員免許すら持たない 民間活力にあふれた校長や教頭という... [続きを読む]

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